職場で後輩が成長する「問い」の大切さ【先輩も一緒に伸びる】

介護のリーダー向け

どうも!介護福祉士のなおべい(@naobei)です!

・職場で後輩が入ってきたときに、何度も同じ事伝えているのに聞いてくれない

・職場がいつも同じ事やってて何だかつまらない。マンネリ化防止したい。

このあたりの問題を解決する一つとして、

今回は、「問う」ことの大切さについて、語っていきたいと思います。

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問う事で成長する

問題を見つける

「問う」ことが重要である、について僕が一番伝えたい事は、

『問題を見つける力』が身につくという事です。

 

そしてこれが身につくとどうなるか?

周囲へのアンテナ感覚が鋭くなり、

「これおかしくね?」

「これ危なくね?」

「もっとこうした方が喜ばれるんじゃね?」

と、改善やリスク回避あるいは新たな価値の創造などアウトプット方向に意識が向くようになります。

つまり、「問う力」を身につけていれば、

・問題を見つけられる

・問題のどこにポイントがあるのかに気づける

というアンテナを持てるんです。

 

優秀な介護職は、このアンテナ能力がとにかく強いです。

このスキルがある人は、リスクマネジメントや気遣いに長けた人が多いです。問題を見つける力があるゆえに、必要とされるリスクや気遣いの場面で、問題を発見→改善行動までの思考回数が多くなるからです。

介護・福祉職は様々なタイプの人とコミュニケーションをとったり、問題と直面したりします。どうすればよいかは、問い続け判断していく必要がありますよね。なので自分で問題を見つけて、リスクマネジメントや気遣いが出来る人の存在価値はかなり強いです。

問題を見つけ、答えを出し、改善に繋げる事で成長できるのはいうまでもないですね。

リーダーには良い問題作りが求められる

介護の仕事って、人と人とでコミュニケーションをとる仕事ですが、実際は業務が多くてどうしてもマニュアル的なルーティンワークになりがちにもなります。利用者人数が多くなればなるほど、効率化重視の為、それは顕著になりやすいです。

ルーティンワークでずっといると、

「これ俺(わたし)じゃなくてもよくね」「仕事がつまらないな」

となってしまいませんか?

最初は何でも新鮮でも、ベテランになればなるほど、刺激が必要になっていきます。

そこで職場に新しい風を吹き込むという意味でも「問う」というのは有効な手段です。

『課題を作って、どうにか答えを探そう』

という事をすると、みんなの意識が一つの方向へ向きます。

リーダーでみんなを引っ張る人には必須のスキルだと思います。

しかし、闇雲に課題を作ればいいわけではありません。

例えば人手不足が深刻な状態なのに、さらに負担を強いるような結末が見えている問題提起は積極的な意見は出てきません。

「いや、それどころじゃねーだろ。ふざけんなし。」って思いますよね。

リーダーは良い問題を作る必要があります。

ポイントは、『問題の解決が職員の求めている何かに繋がっているか』です。人間自分に関係があればあるほど動くものです。たとえ程度が小さくてもきっかけにはなります。

職場の意識レベルにもよりますが、現状の課題で答えが出てきやすそうな事から提起してみると取り組みやすいですよ。

答え合せの時間の大切さ

答えまでのルート解説を待つ

部下や後輩に何かを伝えるときに、指示するだけで終わっていませんか?

もしくは、先輩や上司の指示に問う事がなくそのまま従っていませんか?

どちらも共通しているのは、

指示=答えとして、単に『答え』の送受信をして終わってしまっている。

というところです。

これのどこがマズイかというと、答えにたどり着く過程で自分で考える要素がほとんどないところです。答えまでの過程がどういう仕組みで繋がっているのかを理解できないと、応用が効かず、なかなか成長に繋がりません。

例えば、遅刻や欠勤が多い職員と話し合いをしたとして、

単に叱ったり、叱られるのを聞くだけでは根本的な解決にならなかったりします。何度も遅刻を注意してるのに治らない人たまにいますよね。

「なんで遅刻しちゃいけないのかわかる?」

「社会人として恥ずかしいから」

では解決にはならないです。ただの思考停止のボット化してるやりとりです。

考えるべきポイントが、注意する側もされる側の両者とも不足しています。

 

では、どうすれば?

遅刻しちゃいけない理由(仕事の遅れや困る人の発生、余分な人件費、信頼低下など)、遅刻してしまった原因(夜更かし、体調不良、家庭問題など)についてのポイントをそれぞれ洗い出して、解決までのルートを自分で考えて答えてもらうのが大切です。

なぜなら、考えるべき『答え』の仕組みについて理解を深めた方が、思考ポイントが増え成長に繋がるからです

そしてヒントを出しても、答えの押し付けはしない事。

ぐっとこらえて本人なりの答えの解説を待ってあげてください。答えを押し付けてしまうと、成長のチャンスを潰してしまいます。

どういう仕組みで答えに行きついたかを問いかけた側は待つのです。

遠慮しない事で先輩も成長させる

部下や後輩側から問う際は、遠慮する必要ありません。

もちろんタイミングは見る事は大事ですが、それ以外での躊躇はいらないです。

逆に先輩や上司の意見が絶対と考えている方が、思考停止モードに陥ってしまっていて危ないです。

先輩が言った事に疑問な点があれば、遠慮しないで聞くべきですし、論理が破綻しているなら主張や意見もすべきだと思います。

なぜなら、その主張によって、先輩自身で誤りにも気づけますし、「こいつ、良いトコついてきやがるな」という評価をもらえるきっかけにもなります。意見を出してくれる後輩を持つ事は先輩にとってもメリットは大きいんです。ある意味、上司や先輩を育成しているとも言えるかもしれません。

職場でみんなからある程度信頼されている人って、よく遠慮せず意見バシバシ出している人だったりしませんか? 人間的な好き嫌いはあっても評価せざるを得ない人いますよね。

意見ができる人は、他の人より意見を出す事で思考の回数が増えて、結果的に自分自身の成長と上司や先輩も成長させてしまう人だから、どんどん評価が上がっていってしまうのです。

まとめ

・問う事で問題を見つける力が身につく。

・リーダーには良い問題を出せるスキルが求められる。

・どういう仕組みで答えに行きついたか問いかけた側は待つ。

・問うも答えるも、その回数が多い人ほど成長する。職場でも評価されやすい。

介護や福祉業界での出来事は、正解や不正解が判断が見つけづらいところも実際多いですが、そこを思考停止してしまっていては、次のリーダーが育ちません。

問題を見つけて、どうにか答えて、動く事で「人任せにしない力=責任を持てる力」が醸成されるんじゃないでしょうか。

記事を読んで頂きありがとうございます。

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コメント

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