初めてお年寄りと関わる際に感じるハードルをどう乗り越えるか【未経験からの介護】

介護のキャリア戦略

どうも、介護福祉士のなおべい(@naobei)です!

 

今回は、これから医療や介護の世界でのお仕事をされる方向けの記事になります。

僕自身、お年寄りと関わる仕事をしてだいぶ慣れてきてますが、

初めて関わる時はすごく緊張しました。

 

なにせ、最初は、

どうやって関わればいいか分からない。

 

初めて医療や介護でお年寄りに関わる人は、同じような気持ちの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

「やっていれば慣れるよ」

とおそらく先輩から言われると思いますが、

「いや、もうちょっとアドバイス的なのを・・・くれませんか?」

と感じたり。

 

今回はそのあたりの深堀りをしてみたいと思います。

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なにを話せばいいんだろうか?

焦らなくて大丈夫

介護の仕事は、お年寄りとのコミュニケーションが必須である

というのは、おそらく理解していたとしても、

「実際なにを話せばいいか分からない」

という方は結構多いです。

ちなみに、お年寄りの方も初対面で

「なにを話せばいいか分からない」

です。

 

そりゃそうですよ。

世代めっちゃ違いますもん。

 

むしろ未経験で初日からガツガツコミュニケーションを取れていたら、

「才能の塊かよ!!」

と思ってしまいます笑

 

それだけ皆んな分からないところからのスタートなので焦らなくて大丈夫です。

正直、僕も最初は全く分かりませんでした。

確かはじめて介護の職場にいったときは、お年寄りの隣で微笑むことしかできないヤツでした。

しかも無言で・・・・。やばいヤツでした・・・汗。

 

けれど

今では漫才みたいな冗談もやれるくらいコミュニケーションを取れていたりします。

まずは自分から心を開こう

仕事としてお年寄りと関わると、

つい

「何かしてあげなくちゃならない」

「相手のことを知ろう!」

という気持ちが湧いてきますが、

その辺りは後でで大丈夫です。

 

人間関係の基本

まずは、自己開示です。

・挨拶

・自分ってこんなやつです。

まで話をしていれば、

お年寄りが興味を持ってくれたら、

お年寄りの方から質問してくれたり、自然と話は弾んだりします。

 

つまり、

頑張って、場の主導権は握らなくていいんです。

お年寄りに喋るか喋らないかの選択肢を預けるのもアリですよ。

 

ぶっちゃけ先輩達の目もあるので、頑張って質問攻めのコミュニケーションをとろうとしてみたりするかもしれませんが、(その方が仕事してる感は出るので・・・)

それよりは、お年寄りのペースに合わせてコミュニケーションを取れている人の方が

「やるじゃねーか!」

と評価されると思います。

共感と傾聴

もうちょっとテクニックっぽい部分も説明しておきます。

 

自己開示したけど、話が続かないこともあると思います。

それはなぜでしょうか?

 

もしかしたら、

・お年寄りにとって興味や感情が湧かない内容

・お年寄りにとって理解できない内容

の話をこちらがしてしまっている可能性があります。

つまり自分よがりの話で終わってしまっている。

 

だとすれば、

そこはこちらが歩み寄って、お年寄りのペースに徐々に合わせていく必要があります。

 

お年寄りが、

なにを思っているかなにを伝えてくれようとしているか、

よく耳を傾けて言葉を聞きます。

場合によっては、言葉だけじゃなく、動作や行動だったりもしますが、

様子をみて色々考えてみるといいです。

 

よく聞いているうちに

・話の内容で共感しそうなところ

・気持ちとして共感しそうなところ

がなんとなくイメージできたら

そのあたりの話題を振っていけば、一気に仲良くなれます。

どういう目線でお年寄りを捉えればいいのか?

どの視点が正解なのか?

介護の仕事として高齢者を見るのと、身内で高齢者をみるのとでは、

相手への見方が全然違います。

 

このように

こちらが見る視点によって、大きく変わってきます。

介護の仕事で高齢者をみるとき

・人生の先輩として

・利用者、あるいはお客様として

・病気や障害を抱えている人として

・同じ人間として

・介護の助けを求めている人として

・・・・etc.。

と、こんな感じで見れると思います。

 

実際介護の仕事をしている身として思うのは、 

どれか一つの視点で決めつけて見るというよりも、

色々な角度やその都度のタイミングで目線を変えつつ、

どれも使いこなしながら考えていることの方が多いです。

 

要は、

どれも大事な視点

ていう事です。

 

一つの視点では、ニーズに答える道筋が見えないことが多いからです。

 

複眼的な視点で見る大切さ

僕自身が経験したケースを例にあげます。

ある女性のお年寄りでトシエさん(仮名)という人がいました。
重度の認知症の方。
最初、職員は当然ですが、苗字や名前で呼んだりしていましたが、無反応。

ところが、ある職員が「おばあちゃん」というと笑顔で返事がありました。

この方からすると、

もしかしたら

・自分の名前は忘れてしまって他の人の名前を呼んでいるように感じるけど、「おばあちゃん」というワードは自分に向けられていると感じる

・生活歴として、名前で呼ばれるよりは「おばあちゃん」や「お母さん」など俗称で呼ばれることの方が多い方だった

という可能性がイメージできました。

 

もちろん礼儀としては、苗字に「さん」付けで呼ぶのがマナーだと思いますが、

相手の状況をイメージして、それに応じて目線を変えられるスキル

介護の仕事には大切です。

 

もちろん、いきなりニーズに合う対応を引けるかどうかは分かりません。

お年寄りの、その日の体調や気分によっても左右されます。

 

けれども、

なんども試行錯誤してやってみると気づけるようになっていきます。

まとめ

・焦って話しかけるより、まずは自己開示から。

・会話するかしないかはお年寄りに決めてもらうのもアリ。

・一つの視点だけじゃなく、様々な視点で複眼的に考えていていい。

介護の仕事で、未経験の方がまず初めに行うのは、利用者さんとのコミュニケーションになることが多いと思います。

ただこの段階で、

「この仕事無理かも・・・」

と自信がなくなる場合もあるんじゃないでしょうか。

 

しっかり指導係の職員さんが付いて、教われる環境であれば良いですが、

人手不足や忙しい職場だと、

「慣れてね」+「見守りよろしく」

という形で、いきなりお年寄りの輪へ放り込まれることも少なくないと思います。

コミュニケーションの肌感覚をつかむ上では、悪くない事なんですけどね。

 

初めてお年寄りと関わる人向けにハードルを越えるちょっとした武器があればと思い、

今回の記事を書きました。

 

読んでいただき有難うございました。

どこかでお役に立てたら幸いです。