リーダーは職場で毒を吐くとあとで困る【それでも愚痴っちゃう?】

介護のリーダー向け

どうも、介護福祉士のなおべい(@naobei)です!

 

今回はリーダー的ポジションやこれからリーダーになる方向けの記事です。

「愚痴を吐くヤバさ」について考えてみました。

 

「自分の仕事はいつも忙しい。」

「ストレスも溜まっていてどうにかしたい。」

 

そんなときどうしていますか?

 

運動や趣味、飲食などストレス発散できるものがあればいいですが、

そんな暇もなかったりすると、

つい職場で愚痴ってしまいたくもなるかもしれません。

 

リーダーになるような人は

愚痴ることが良くない、意味がないことは、

ぶっちゃけ分かっている人の方が多いと思いますが、

ふとしたときに、弱さって人間出てしまうものですよね。

 

気づかずうちに職場で毒を吐いてしまうことで、

結果としていらぬストレスを後に自分で抱えることになります。

 

僕自身デイサービスで現場や運営のリーダーをやっていましたが、部下や同僚との人間関係で失敗や成功を繰り返してきました。

そうした経験をふまえて、分かったことを解説していきます。

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愚痴を吐くと自分に返ってくる?

リーダーが与える影響

リーダーが愚痴を吐くのと、他の部下が愚痴を吐くのとでは、

全然意味が違います。

それはなぜか?

 

職場のチームに与える影響度が大きく違うからです。

 

リーダーは言わずもがな、ある程度の権限を持っているからリーダーなんですよね。

・チームの方針

・役割分担や勤怠管理、人事考課

・コスト管理

など

他、どうやって仕事に関わることを判断するかの決定権を持っています。

こうした権限をチーム内で誰かが持っていないとまとまりがつかない。

そのため、リーダーが必要なんです。

 

が、

とはいえ、リーダーも人間。

愚痴りたくもなるときはあります。

でも、イカンです。

権限を持っているがゆえに、特に直属の部下への影響は大きいです。

 

単に部下より有利な立場だから弱音が許されないだけじゃなく、

影響力を持っている人のネガティブ発信は伝染します。

感染力の強いウイルスのようなものです。

 

会社への不満、待遇への不満、自分のプライベートに関する愚痴など。

部下の立場からすると、そういったことを聞かされて、

「この職場で頑張ろう!」

「このリーダーについていって頑張ろう!」

と思うでしょうか?

 

おそらく思わないと思います。

 

逆に

「ここで働くのイヤだなぁ」

「なんかコイツ(上司)愚痴ばっかだな」

っていうイメージが強くなる可能性の方が高いです。

自分で吐いた毒を自分で片付けることになる

モヤモヤしたストレス発散をさせたくて、ちょっと愚痴っただけなのに、

思わぬ影響を部下に与えてしまう。

 

しかも、

リーダーが毒を吐くと、吐いた毒の片付け処理も自分で行う羽目になってしまう

ことにもなりがちです。

 

よくありがちな流れは、こんな感じです。

職場の愚痴を部下のスタッフに漏らす

スタッフのやる気低下

スタッフのサービスの質が低下、他のスタッフへ不満が伝染

リーダー自身がもっと大変になって、頑張らなくてはいけなくなる

(モチベーションアップ施策を講じても、矛盾が生じてしまい、すぐにはスタッフに響かない。)

悲しいことですが、

リーダーの愚痴はマジで自分に返ってきます。

 

自分が抱えているストレスや不満から愚痴って出たりするものですが、

部下や同僚に吐いた時に、その毒は今度はその相手に降りかかります。

相手が上手く別のところで解消してくれればいいですが、

リーダーの不満から今度は部下がストレスや不満を抱える羽目になります。

 

そしてチーム全体のパフォーマンスが落ちていく。

 

こういった現状を作ってしまうのは、

もはや、リーダーとしてあるまじき『害』

と言ってもいいかもしれません。

どうすればいいのか?

愚痴もイヤミも言わないが一番いい

愚痴は言わない

ができるなら、言わない方がもちろんいいです。

 

愚痴と似たような影響があるもので、

「イヤミ」

も同様です。

例えば

「なんでこんなことも出来ないんだよ?」

「資格持ってるんだから、こんなん出来て当たり前だろ!」

とかです。

これって、ほぼ感情的に毒づきたいだけですよね。

 

リーダーとて人間なので、

言いたくもなる状況もあるのかもしれないですが、

ぶっちゃけ部下のモチベを下げるだけの余計な一言が大半だったりします。

 

叱咤激励の意味を込めてたとしても通じるのは、

余程の信頼関係ができている人に対してだけです。

 

ここは履き違えないよう注意です。

結構この余計な一言をやってしまっている人は多い気がします。

 

そして、ふとした時に

「言っていることと、やっていることの辻褄が合わないこと」

をしてしまったら、もう最悪です。

 

ほんとに部下の育成のために理解してほしいことがあるのならば、

相手の立場に立って言葉を選んだほうが効果的に伝わります。

愚痴ではなく相談する

愚痴がだめなのは分かってる。

けどモヤモヤしてしょうがない。

愚痴を言ってスッキリしないとダメなら、どうすればいいか?

 

一応上手く毒を加工して、処理する方法もあります。

 

それは、

『感情論をぶつけない』

『論理的に相談する』

ことです。

 

愚痴を聞く側のことを考えてみましょう。

聞く側の立場で混乱してしまうのは、答えが出ないことを一方的に聞かされることです。

もしかしたら相手としては反対意見もあるかもしれませんが、

リーダーの感情的な様子に反論なんて出来ない状態になります。

 

そうではなく、

感情論を一旦抜きにして問題を頭の中で整理してから、

「自分はこういう理由があって、こう考えているんだけど、キミはどう思う?」

と論理的に相談することです。

 

愚痴じゃなく相談に変えることで、印象は全然違います。

 

そうなると、反対意見を言ってもいい空気は出ますし、

上司から逆に相談をされるのって部下からすると嬉しくもなるものです。

また、同僚や上司の場合も愚痴の場合は一蹴されたりもしますが、相談の話なら真剣に解決を考えてくれたりもします。

 

自分自身も部下にモヤモヤしていたことを話せたことで、正しさや間違いに気づいたりするので、頭がスッキリします。

まとめ

・リーダーが愚痴を吐くとチームのパフォーマンス低下に繋がり、結局あとで大変になる

・嫌味も愚痴と同じ。相手の立場を考えて言葉を使おう。

・言いたいときは一方的な押し付けではなく、反論の機会を認めた上で相談する。

「普段頑張ってるんだから、ちょっと愚痴ってもいいじゃないか!」

と思われる人ももしかしたら、いるかもしれません。

たしかに、そう思いたくなる気持ちはめっちゃ分かります。

 

ただ、愚痴を聞く受け手がそうであるとは限りません。

 

リーダーとして、マネジメントを任されているのであれば、

きちんと相手の立場も考えておかなきゃ、

一時的に話してスッキリしたとしても

あとで大変になる可能性があります。

 

つらくなるとやってしまいがちですが、

頭の片隅に置いて注意しておきたいですね。

 

今回は以上となります。

読んでいただきありがとうございました。

 


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