【介護事業所】問題は会議で考えるんじゃない!現場で考えるんだ!

介護のリーダー向け

こんにちは、介護福祉士のなおべいです!

介護の仕事って問題を抱える事多くないですか?

・ヒヤリや事故、苦情

・人間関係

・組織体制

・事業所運営

・ケアなどサービス内容

その他いろいろ・・・・。

こうした問題を考えるときにどうしたら原因を突き止められるか迷った事ないですか?

事前予防や解決をしたいんだけど、原因が分からないと先に進まないですよね。

今回は、介護事業所で抱える問題原因ってどうすれば、見つけていけるのか?について説明していきます。

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後回しにしないで気づく!発見する!

介護や障害の仕事は、利用者さんの生活に直に関わっていく仕事なので、問題が発生すると場合によっては怪我や病気、命にも関わっていく事もあり得ます。

事故やヒヤリの報告に対して敏感な事業所が多いのも、当然といえば当然かもしれませんね。

問題が発生した際は、すぐに原因を究明するのは、やはりすべきです。

後回しにすると、タイムリーな気づき原因究明までの深掘り意識が失われていくからです。

そして、問題を放置した結果

・問題がさらに大きくなる。(範囲拡大と危険度上昇)

・問題があっても、意識の対象外の認識になる。

となります。

実は一番怖いのは後者の『意識の対象外になってしまう事』です。

2019年5月に兵庫県明石市の介護付き有料老人ホームで、90代の男性が個室で孤独死し、死後2週間発見されなかったという事件がありました。いわゆる生活動作などが自立の男性で、職員が部屋を訪問して安否確認をしていなかった事が問題にあったようです。その後、明石市が調査と解決に入り、『毎日安否確認を徹底する』というのが防止策として上げられています。

介護職に限らず、多くの方がこの事件を見て、「サービスを提供してるんだから、安否確認するのは当たり前だろ」「90代の男性なんだし、いつ急変が起きてもおかしくないだろ」と思われたのではないでしょうか。

おそらくですが、いくらなんでも職員の何名かはどこかのタイミングで『違和感』は感じたりする事はあったと思います。個人情報のファイルや請求データの確認、最近の様子共有などこの方を気にする機会はあるはずなので。けど、たった数分で出来る安否確認すらしなかったのは、普段元気な印象に慣れ、問題が起こる『意識』がなくなっていたのかもしれません。

話を戻すと、

わたし達の介護現場でも、内部の環境に慣れすぎて、外部の客観的な目線が入ったら、

「ウチの事業所のコレっておかしくないか?」

と思える事ってないですか? 

もしかしたら小さな事でも、その気づきが大きなリスク回避に繋がることもあるかもしれないですよ。

普段から後回しにせず、問題を積極的に発見しにいく事って結構重要ですね。

問題の発見の方法

介護事業所の問題解決を考えるのに、シンプルで取り組みやすい方法を2つご紹介します。僕自身もデイサービスの施設長をし、問題に気づく習慣をつける為にメモ書きしまくって取り組んでおりました。

実際に、

・気づくまでのスピードアップ

・気づく量の増加

・気づいた後の行動バリエーションが増える

・解決までの処理速度がアップ

など介護現場で働く上での隠しスキルみたいなものは得られた感じはあります。

ロジックツリー

問題解決法のスタンダードといえばこの方法ですが、慣れるまでは少し意識が必要です。

やり方は、

・とにかく問題に対して『なぜ?』を繰り返す。

・抽象度の高い事柄を段階的に、具体化していく。

・具体化する際は、おおよそ階層の次元は揃える。

・抜けや重複があると分かりづらいので抑える。

をしていきます。

【考え方の具体例 とある事業所デイサービスAの課題抽出】

『事業所の経営状況が良くない』という問題
      ↓なぜ?
①、②、③・・の階層へ。


①第一階層 (PR面)営業活動が積極的に出来ていない
       ↓ なぜ?
 第二階層 ・居宅訪問に行けていない
      ・訪問以外に何が営業活動に繋がるか分からない

②第一階層 (サービス面)レクリエーションなど活動提供できていない
       ↓なぜ?
 第二階層 ・人的要因 職員がやり方を理解していない
      ・環境要因 活動に使えるツールが少ない
      ・時間的要因 他の業務で時間が取れない

③第一階層 (環境面)事業所の雰囲気が悪い
       ↓なぜ?
 第二階層 ・職員がフロアで愚痴や不満をこぼす事がある
      ・室内の電気の明かりが少なく、暗い
      ・尿臭がする事が多い


階層の具体化を考える際は、

・人的要因(ケア、症状、対応、性格、外見、個別、集団など人が関わる部分)

・環境的要因(設備、道具、備品、音、光、匂い、視覚、湿度、温度など環境が関わる部分)

・数的要因(速さ、回数、分量、時間、距離、タスクなどの数的部分)

から状況や事態に落としていくとやりやすいかなと思います。

写真からの客観視

利用者さんの皮膚に表皮剥離があった際など写真を撮ったりしますよね。写真を撮る事で記録や経過観察、他の専門職へ共有など客観的視点で行う事が出来るのは良いところです。

実はその他の問題解決の際にも有効だったりします。

上記の前述で、環境の慣れによって意識の対象外になる怖さについて書きましたが、

写真画像からの課題を発見しようとすると客観的に気づける事も出てきます。

【やり方の例 施設の課題抽出】

①事業所のトイレ、調理場、洗面台、休憩スペース、フロア、
利用者、職員の配置や対応状況などを撮影。
  ↓
②カラーでデータ拡大、あるいは印刷。
  ↓
③マイナスな点、プラスな点をマーキングし、様々な視点でたくさん上げる。
※マイナスな点は問題点だが、プラスな点も抽出するのはデメリットもあるが
メリットの要素もある場合も検討材料に入れる為。

  ↓
④手を加えるか検討。

委員会やプロジェクトなどを実施している施設などはこのような方法を取っているところもありますが、あまりこうした機会がない場合はぜひやってみてください。

まとめ

・環境の慣れによって、『意識』から外れると危険でも気づかなくなってしまう

・そうならないよう、問題への気づく方法を現場で習慣として身につける

・ロジックツリーと客観視で原因に気づいていく


気づく力って、なんだかガンダムのニュータイプみたいでカッコよくないですか。

今回は以上です。

読んでいただきありがとうございました。

どこかでお役に立てましたら幸いです。

コメント

  1. じゅんべい より:

    なおべいさん、すごい❗️
    さすがベテラン介護士ですね〜〜
    読みながら何度も、そうそう!って頷いてました!
    いつも楽しみにしています!

    • なおべい より:

      じゅんべいさん
      応援のコメント有難うございます!
      今後も熱を込めて投稿していきます!

  2. […] […]