甘過ぎず優し過ぎず、ちょうどいいバランスで接することが出来る人になるには?

介護職の働き方

「優しい人」「甘い人」、一見似ているようで意味は違います。

そして、人間関係ではどちらの要素も必要なんですが、どっちに偏り過ぎても良くないです。

 

僕自身、対人関係の仕事である介護の仕事をしているのですが、

利用者のおばぁちゃんに何かを頼まれた時に

「体を動かすきっかけのために自立動作を促すべきか」

「このタイミングであればやってあげるべきか」

悩んだりします。

 

おそらく、

普段の子育て、恋愛、仕事など様々な場面でも同じような場面でどうしようか考えてしまう方もいるんじゃないでしょうか?

 

そんなときにも備えて、

甘さと優しさの間でちょうど良くバランスを取る方法を解説していきます。

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甘さと優しさの違い

甘さが出るときってどんなとき?

甘さが出る場面はどんなときか考えみましょう。

たとえば、

・あとちょっとで仕事が完遂するところで油断してミスをしてしまう

・勝負などで情けをかけてしまう

・出来るのにやってあげてしまう

のようなケースでしょうか。

 

甘さは、他者や本来解決のためにすべき事より自分のそのときに沸いた感情を優先して、何かをしてしまうときに出てきます。

「やってあげちゃおう」

「やってあげたほうが自分にとって楽だ」

「可愛いいから許そう」

とか・・・。

 

結果として、その後に起こるのは

・自分で問題を解決することが出来なくなる

・依存癖がつく

・成長の阻害、成長の機会を奪う

という状況がやってきたりします。

 

甘える方にも熟練度はあると思うので、

甘え上手になるというメリットはあるかもしれません。

優しさが出るときってどんなとき?

一方、優しさが出る場面はどんなときでしょうか?

・自分より相手のことを優先に動く

・将来と現在までの状況を考えて、何が本人の為になることかを考える

・出来ることはやってもらう

のようなケース。

  

なんか、カッコイイぞ・・・優しい人!!

 

優しさは、相手の立場に立った上で客観的にどうすべきか考えて行動するようなときに出てきます。

 

結果として、その後に起こるのは、

・自分で問題の解決しようと努力するようになる

・他者を頼らなくなっていく

・成長する機会を前向きに捉える

という風になっていく。

 

頼ってくれなくなってくるのも、もしかしたらちょっと寂しいかも笑

優しいだけじゃダメな理由

比較してみると、

「優しい人」のほうが良さそうにも見えますが、

人間関係はそんな単純じゃありません。

 

恋愛コラムとかでもよくみますよね。

「優しいだけじゃダメ」

的なやつ・・・・。

 

僕も昔言われたことがあります笑

で・・・、

これ、恋愛だけじゃない気がするんですよね。

それはなぜか?

 

優しい人は、

人当たりの良さで安定感はあるんですが、本質的なところや問題解決的な部分に真っ直ぐになりがちです。

人間関係では、

場合によっては、相手のその時の気持ちや自分の気持ちを大事にしなきゃいけないときもあるんですが、

合理的にやるべきことを通すことを優先しようしてしまう。

自分の気持ちはどっか置いて置いて、相手の気持ちすらも合理的何かに取りかえてしまう。

ってことですね。

 

介護の仕事だと、

「自立支援のためにリハビリだー」

って合理的な目的があったりするんですが、

それだけに目が向き過ぎていると、良い信頼関係が築けなかったりする場合もあったりします。

 

結果どうなるかというと、

人間関係の間で特別感がなくなる

という状態になります。

 

また、 

あまりに度を過ぎて自立を促されると、段々と頼りづらくもなってきますよね。

 

「もう、あなたには頼らないよ」

というのも、良いときももちろんあるんですが、必要なときに頼られないというケースも出てきてしまいます。

 

一方、

甘い人にも良さはあります。

相手に依存させてしまうマイナスポイントはあるものの、

自分の感情も相手に出しているので相手も心の開示がしやすく、

自分の気持ちに正直になりやすくもなります。

 

心理学でいう自己開示(ラポール)に近いこと出来ていることになります。

 

結果、相手は特別感を感じて人間関係を築こうとしていきます。

 

甘くいるべきか、優しくいるべきかは、

どっちに偏っても一長一短があるのでバランスを取っていく必要があるってことですね。

 

 

人間関係ムズイいいいいいい!!!

 

 

甘さと優しさのバランスをとるためにすべきこと

あくまで僕なりの見解ですが、

 

一番良いのは、

「他者のことを大事にしつつも、自分にも正直で入れる関係」

です。

 

では、どうしたらそのような人間関係を構築できるのでしょうか?

アサーションというコミュニケーション技法がオススメです。

 

こちらの記事で介護現場を題材にアサーションについて解説しています。

上記の記事でもお伝えしていますが、

ポイントは、

・自分の気持ちの分析が出来ている状態にしておくこと

・相手の状況と気持ち理解しようとする姿勢をもつこと

・正直に自分の気持ちに沿った行動もとれるようにすること

 

要するに、

相手の立場や状況も考えて上での、自分にも正直に自己開示して行動を決める

ということ。

 

1対1の人間関係は相手もいますが、自分もあっての関係値です。

また逆も然りで、自分だけじゃなく、相手もいるという関係でもあります。

 

タイミングによっては、

自分が甘えたいときに、相手は甘えさせてくれなかったり、

エラーが出ることも人間関係ではよくあること。

どちらかが、優しくなり過ぎても、甘くなり過ぎても、バランスはとれないので、

その都度考えて調整することは求められます。

 

人間関係は難しいけど、それだからこそ上手くいったときは嬉しい気持ちも出てくるのかもしれないですね。

 

今回の記事は以上となります。

読んでいただきありがとうございました。

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