ITを使った仕事が覚えられない介護士さんの特徴!どうすれば解決できそう?

介護職の働き方

アナログ体質だった介護の業務も段々とデジタルで処理できるように変わってきました。

請求業務、記録、連絡共有、ロボットの活用、IOT機器の活用など・・・。

これから、どんどん進んでいくことは間違いないでしょう。

 

そこで今介護現場で問題の一つになっているのが、

こうしたデジタル機器の活用に弱く、なかなか覚えられない介護職がめちゃ多い

という現状です。

 

もはや2025年問題をなんとか乗り越えるのに必要な条件な気もします。

 

今回はそんな人の特徴から、どうすれば覚えられるようになるか解説していきます。

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ITの活用に弱い介護職の特徴

普段の業務で必要性を感じていない

介護の仕事も計画書作成や、勤怠管理など普通にPCを使った業務は行うのですが、

ある程度ベテランになったり、リーダー業務をするようなポジションにならないとそこまで扱わなかったりします。

 

たしかに、

普通に介護職員をやるだけなら必要性を感じることはないでしょう。

 

「自分の業務は利用者さんの介助やコミュニケーションするだけだから、必要ないんよ〜」

 

そんな感じに捉えて、仕事をしている人もぶっちゃけ少なくはないと思います。

中には、自分は覚えなくていいと開き直っている人さえいます。

 

でもですねー・・・

 

ぶっちゃけ、年齢や役職とか関係なく、

ある程度の操作はできるようになっておくべきだと思います。

 

なぜ?

介護もIT活用はこれからどんどん進むから。

他の仕事に転職するにしてもDX(デジタル技術やビジネスのやり方の変革)は求められているから。

どっかでやらなきゃいけないなら、周囲がまだ慣れないうちにやっておいた方がいいと思うんです。みんな上級者になってきたらイヤでしょ笑

 

もしかしたら上司などの方針でPCなどを中々触らせてくれない、

ということもあるかもしれませんが、

そこは事業所として、機器の操作を覚えたりするチャンスの提供などの努力をしてもらう必要はあるかと思います。

 

どんなエキスパートでも最初は初心者です。

まずは使ってみなきゃ覚えません。

どうやって覚えればいいか分からない

職場でデジタル機器の活用の仕方を覚えていくには、

ずっと人からやり方を教われば済む

という形で覚えるのは中々難しいところがあります。

 

もちろん、

はじめは理解している人にどんな感じか教わるのはOKです。

 

しかし、

機器や使用するソフト自体もアップデートされることもありますし、動作するたびに画面が変わっていったりもするので、基本的操作を覚えてくれないと教える方もめちゃくちゃ大変になります。

いちいち誰かに教わるのは相手の時間も奪ってしまうことにもなりますし。

 

では、どうすればいいかというと、触りの部分は誰かに教わるのが近道とは思いますが、

あとは自分で覚えようとするしかないです。

・実際に使ってみて、一つ一つの動作がどういう反応をもたらすか、を覚える

・機器やソフトの動作方法をググって確認する

 

おそらく、介護現場で導入するような機器やソフトで複雑な使い方をするようなものは出てこないと思います。

各種メーカーもシンプルで直感的に操作出来ないと、働く世代の幅広い介護業界には浸透しないと考えられているはずだからです。

ゆえに、調べれば分かるレベルになっていると思うので、そこは自分で覚える努力はしましょう。

やり方はインターネットにたくさん転がっています笑

覚えていかないとどうなるか?

若手に先に出世される

介護施設でも長く社会福祉法人をやっているところなどでは、年功序列的な雰囲気が残っている気もしますが、段々と実力重視になってきています。

20代で施設長や幹部クラスに抜擢されるケースも出ています。(僕自身も20代でデイサービスの施設長を経験しています。)

在宅の民間サービス系の介護事業は、実力ややる気重視のところも多いです。

 

そういう若手で早く出世する方の共通点としては、僕が思うのは、

・新しいツールをどんどん使ってケアに生かせる

・パソコン操作が出来て、現場の対応と事務が両方できる

というところです。

 

若手の職員はクセが少なく、素直でもあるので仕事を振られやすいことも多いと思いますが、

活躍することに対してのモチベーションも高いので、その分成長も早いんですよね。

 

パソコンやIT機器の使い方が分からないまま、努力もせずに右往左往していると、

ノっている若手にあっという間に抜かれていってしまいます。

シンプルに迷惑がられる

職場で、新しい請求ソフト、記録ソフト、勤怠管理ソフトなどを使ったりしていくわけですが、

ちゃんと覚えてくれないと、マジで困ります。

 

導入したばかりは、説明をする上司なども分からないことばかりなので、

むしろフィードバックにもなって分からない点を聞いたりするのはありがたかったりもしますが、

いつまで覚えないのは、毎度教える方の時間を奪っていることにもなります。

 

最終的に「良く分からないから」と投げてしまい、結果全部わかる人に任せてしまう人も中にはいたりしますが、

・・・・そろそろアカンですよ。

 

昔はそれでも良かったかもしれませんが、もう仕事もデジタルと一緒に介護の仕事もやっていかないといけない時代です。

社会の働き手の一人としての自覚があるのであれば、他の職員の負担や迷惑も考えて覚えるべきことは覚えないとマズイっす・・・。

効率化が進まず、大変なまま

介護事業所でIT分野の活用を進める理由は、

介護職の業務負担を減らすため

でもあります。

 

IT活用により、

一部の出来る職員の属人的な運営ではなく、機械の力をかりて、効率的に事務やサービスを回せるようなることが期待できるからです。

でもこれは、

導入してもそこの職員さん達が覚えていけなければ、逆に負担が大きくなってしまうことにも繋がったりします。

 

また、初めに一気に様々なIT活用をするような事業所は稀だと思いますが、

徐々に導入したとしても、それすら覚えられないようでは事業所全体のITによる効率化は、なかなか進みません。

職員一人一人の協力が必要なんです。

 

結果、いつまでたっても覚えられないと、自分自身もアナログ作業で何時間も無駄に残業したり、

新しいツールの導入も経営的に判断しづらくなってしまいます。

どうすれば変わる?具体的アクションは?

スマホやタブレット、パソコンを自分でも使う

この記事にたどり着いていて、スマホやパソコンを持っていない人はほぼいないと思うのですが、

「いまだにガラケーを使っていて、家にはパソコンもありません。」

という人は、介護の職場にはまだまだいますよね。

 

そんな方でも、

まずは、自分も購入して使ってみるというのはやっぱり大事だと思います。

せめてパソコンやスマホくらいは、持っていて欲しいところ。

 

事業所で使っているソフトは無理でも、機器自体の操作に慣れたり、

実際に活用法も自分の中で考えられるようになりますし。

 

普段生活の中で使っている機器が、そのまま仕事道具にもなってきているので、

使っている人とそうでない人の差はやはり開いてしまいます。

メモをしっかりとる

覚える為に誰でも出来ることといえば、

メモをとること

です。

 

社会人の常識でもあるんですが、

意外と歳を重ねていても出来ない人は出来ない。

やらない人はやらない。

 

エビングハウスの忘却曲線の研究結果もあるように、

人間の記憶は、何かを覚えたとしても、1時間で約50%、1日で約70%ほど忘れるそうです。

この忘却するリズムを緩やかにするためには、ほとんど忘れてしまう前に、繰り返し復習することが有効と言われています。

 

優しい先輩や上司などがいるなら、覚えた後でもその日のうち確認するのもいいでしょう。

しかし、毎回は迷惑をかけてしまいます。

出来るだけメモを取って情報をあとから確認する癖をつけたほうが、自分の成長にも繋がります。

タイピングやフリック入力の練習をする

パソコンやスマホの操作にどうも慣れないのは、

キーが上手く打てなかったり、難しく感じているからではないでしょうか?

 

その点は誰でも練習は必要です。

パソコンであれば、タイピングゲームなどを利用してキーボードを打つのを早めたり、

スマホであれば、フリック入力の練習をすることで、

入力が上達し、操作する楽しみも得られるはずです。

 

このブログでも介護職のタイピング上達後のメリットを紹介しています。

対人の介護業務と比べたら簡単ですよ

対人の人間関係におけるセンスのようなものが、

介護職には求められますが、

IT機器に慣れることは、元はプログラムされた計算機のようなものでもあるので、

使い方に慣れてしまえば、そんな難しいものではありません。

 

普段どういう動きをするか分からない認知症の利用者さんや、

精神疾患のある人の対応などの方が、

何百倍も難しいです。

自分は高齢だと思っているベテランの方でも、少し覚えれば意外と簡単なので、

無理と思わず、是非新しいツールにも楽しむ気持ちで触れてみてください。

 

今回の記事は以上となります。

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