どうも!介護福祉士のなおべい(@naobei)です!
分からないことにブチ当たったとき、皆さんだったらどんな選択肢をとるでしょうか?
・人に聞く
・本やマニュアルで調べる
・インターネットで検索する
おおまかにこれらのどれかの選択とられるでしょうか。
この記事を発見しちゃった読者さんはネット検索をされている方が多いかもしれないですね。
仕事に限らず、どの方法も使われるのは間違いないですが、
まずはググる(=インターネットで情報を検索して、情報収集する)
のは、もう今の時代基本だと感じています。
今回はググる事についての解説をしていきます。
ググれないと困るデメリット
人の時間を奪ってしまう
分からない事があれば、「まず聞く」は重要な事ではあります。
けれど、同時に答えてくれる人の時間を奪ってしまう事にも繋がります。
分からないからといって、
自分で調べようとせず、何でも人に頼るのは仕事ではNGです。
とはいえ、仕事はチームでやるので聞いてほしい場合も確かにあります。
では、どうするかというとポイントを見極める事です。
聞くかどうかの判断のポイントは、
・聞いた方がお互いに早くて、仕事がスムーズにいく
・調べても出てこない特殊な情報
・聞くと同時に責任や転用事例の確認をしたい時
例えば、「ノロウィルスの対策について教えて欲しい」という事があったとします。
ここでノロウイルスに関する防止策や基礎知識についてはググるべきだと思います。しかし、施設や病院での対策グッズの置き場や実際に起きた場合の対応方法や連絡経路などはググって出てくる情報ではないので確認しておかないと分かりません。
ここは「聞く」必要が出てきます。
大切なのは、自分で調べる事が可能なところは自分で行い、他の人の時間を奪わない配慮が重要であるという事です。
すぐに調べられない
今やPCを開かなくても、スマホで必要な情報は速攻調べられます。
ちょっとネット検索すれば、すぐ出てくるのに調べられないで、
「分からないから、後回しにしよう」はホント良くないです。
結局調べないでそのままになってしまう事もあるんじゃないでしょうか?
知りたい!という意欲は時間が経つと薄れていきますし、知識をインプットするきっかけの喪失を連続している人は成長しません。
また、介護の現場は
知っていればなんとかなったかもしれない。
という事もありがちです。
出来る人に情報収集力で差をつけられる
PCやスマホを利用して情報を得ようとすると、
「年齢的に無理なのよ」
という方もいますが、
ぶっちゃけ年齢は関係ありません。
小学生でも80超えたお年寄りでも使いこなせている人は、実際います。
要は、
①電子機器の使用に興味があるか?
②使わずにはいられない環境にいるか?
の問題だと思います。
しかし、①は人それぞれなので仕方ないですが、もう②が顕著になっています。
例えば、10年以上のベテラン介護士でも全ての介護知識に万能かというとそうではないと思います。一方で現場経験1年程度の新米介護士でも分からない事はググって入れば、情報量としてベテランと対等以上に戦っていけます。
という事は、10年や20年のベテラン介護戦士でも自分で調べる事を怠っている人は、経験の少ない新米プレーヤーに追い越され差をつけられる事にもなります。
ググれない人は、はっきり言ってヤバイです。
ググれる人のメリット
必要なときに、すぐ分かる力を得られたのと一緒
「ちょっと待ってて・・・あ、分かった!」
のように、
速攻で調べられるという圧倒的なメリットは言うまでもないです。
ひと昔前だったら、歴史的な大天才や超人的な能力者でしか持てなかったような事が、一般人の僕らでも使えるようにになってしまっているんです。
使わなきゃ、もったいないですよ!
そして、使っていくウチに、
・どんなキーワード打てば出てくるか
・どのサイトを見れば良いか
が分かってくるので、素早く質の高い情報を得る事が出来るようになります。
無料で情報が手に入る
インターネットに接続できる環境さえあれば、
たくさんの情報が無料で手に入るのもかなり大きいメリットです。
本や参考書は、専門的なものになると高いですし、情報が新しくなっておらず古いままだったりもします。
介護の業界は、毎年のように新しい福祉用具やサービスが出てきてますし、
何より、介護に関する分野の法律や条例の移り変わりが早いです。
ペーパーレス化になってきている現在、逆にネットでないと最新情報は得られないというケースも多発しています。
必要な情報を反復してインプットしやすい
調べようと思ってから情報取得までが、とにかく早いので凄く勉強にもなります。
「一度覚えたのに、忘れてしまった。」
「なんとなくでしか覚えておらず、教えるまではできない。」
そんな事でも、何度もググって確認していけば大丈夫です。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの記憶と忘却に関する研究によると、
人の記憶は、
20分で42%、1時間で56%、9時間で64%、
1日で67%、2日で72%、6日で75%、31日で79%
忘れてしまう。
つまり、人間めっちゃ忘れてしまうって事ですよね。
そこを補完するの、やはり勉強や学習です。
もちろん本や問題集で学習する事でしか得られないものもありますが、
ネットで手軽に何度も検索していくうちに、
必要な情報は脳に長期記憶として定着していくので、効率良く覚えるきっかけにもなります。
自分から調べる習慣がつく
分からない事は自分で何度か調べていくうちに、
段々と当たり前に出来るようになっていきます。調べるのが楽しくもなってくる瞬間があり、日常的に習慣化してきます。
調べる習慣がついていれば、色々な問題に突き当たっても、
自分で考えて対処できる範囲が広がります。
この調べる習慣を持っている人と持っていない人では、仕事の質やスピードへも目に見えて差になってしまっていると感じます。
どの検索方法を使うとよいか
ネットを使った検索方法は、実は今や結構色々あります。
検索サイト
YahooやGoogle、Bingなどの検索サイトを使って調べる方法です。
基本的には、まずこれを使っていきます。
得られる情報は、
・文章
・画像
・動画
・地図情報
など
を日本語に限らず他の言語も含めて情報取得が出来ます。
実は検索サイトって結構色々あるんですよね。PCによってはネットのトップページの初期設定が決められてしまっている場合もあります。
オススメはやっぱり世界第一位のユーザー数を誇るGoogleです。無駄な広告もないので見やすく、情報カスタマイズもしやすいからです。
他の検索サイトからもGoogleなど別の検索サイトへアクセス可能なので、今使っている検索サイトが使いづらかったら変えてみてもいいと思います。
動画サイト
YouTubeを始めとする動画サイトも情報を検索するときは有用です。
例えば、介護現場で調べるケースは、
・介護技術の動き方
・福祉用具の使い方
・対話技術の学習
など文字からでは理解しづらい情報を視覚や音声から取得できるのは動画の強いところです。
特に介護技術に関しては、色んな手法で実際の動きが紹介されているので、現場で介護をしている人は絶対見た方がいいと思います。本番で介助するときに頭で動きのイメージが出来上がってないと、動作が上手くいかずお互いに負担になってしまいます。
SNS
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。
日本では、Facebook、Twitter、Instagram、Lineなどが有名で流行っています。
主に個人で発信しているメディアですが、
・今現場で起こっているリアル
・専門職やプロの人の情報
などにアクセスできます。
さらに取ろう思えば、本人へ連絡も取る事が可能なものになっています。
無料で利用はできますが、使う際には登録が必要になります。
本やネット記事になる前の即効性の高い有益な情報はSNSに眠っている可能性は高いです。
しかし一方で、反響の大きい投稿で大人数が同調してたとしても誤情報である場合もあるので、丸っきり信じるのは気をつけましょう。
学術論文の検索
ネット検索では情報の信用性に不安という場合という方は、エビデンスのある学術論文から情報を取得すると良いです。
例えば、
Google Scholarは、公開されている国内外の学術論文へアクセスできます。
日本の論文であれば、CiNii Articlesもオススメです。
こうした論文での情報収集は、英語や漢字も多く、読みづらさはあるかもしれませんが、研究の結果ではあるので研修向けの資料作りなどにも活用できると思います。
まとめ
分からない事が出たら、まずはググりましょう!
介護の情報に限らず、
パソコンの不調やエクセルやワードの使い方が分からないときですら、ググれば分かります。
インターネットでの情報収集が自然になってきた今、もはやこれをしないのは、
一種のビジネスマナー違反だとすら感じる人も増えてきています。
「面倒だから」
「年齢的にきつい」
は、残念ながら、ただの怠慢としか思われなくなってきています。
介護や福祉職は優しい人が多いから、そこまで厳しいところはまだ少ないかもしれませんが・・・。
だからこそ、今からでも遅くない!
知らなきゃいけない事を知らないままにするのは、『恥』ですが、
知ろうと努力する事は、『成長』に繋がります。
是非習慣化してみてください。
今回の記事は以上となります。
どこかでお役に立てたら、幸いです。